アメリカの大学の学部選択
18歳近い若さで自分の将来を決めるのは難しいことです。そのため自分は将来どんなことをしたいのか、いろいろなことにチャレンジし、教養を深めながら自分の進む道を決めることが望ましい、とアメリカの大学は考えます。入学する時点で、日本のように経済学部や法学部といった学部選択を行わないのはそのためです。また、リベラルアーツの大学ではほとんどの学生が寮で生活をします。
寮で集団生活を経験することも重要な教育の一環と考えられ、優れた環境の中で同年代の仲間と知己を得、自分を見つめ直しながら専門分野を決められるわけです。近年では、幅広く応用が利くことから、会計学、国際関係学、コミュニケーション学などの人気が高く、多くの大学がそれらの学部を持っています。