アメリカ大学留学奨学金プログラムに参加した学生がなぜ就職に強いのか
日本の就職活動の状況は、ここ数年売り手市場と呼ばれる、学生側に有利な状況が続いていると言われます。一方で、売り手市場というニュースに安心し、十分に準備せずに就職活動に臨んだり、学生生活であまり学業やその他活動に打ち込まないで就職活動を迎えたりする学生も増えてきているようです。
アメリカの大学を卒業する日本人の就職活動は、全体としても極めて良好です。さらに、アメリカ大学留学奨学金プログラムの参加者たちは、ボストンキャリアフォーラムなどを活用しながら、その中でもとりわけ良好な結果を上げています。
奨学金留学プログラムでは、日本人が必ずしも多くない環境に飛び込んでいきます。日々がチャレンジの連続であるかもしれませんが、世界的に高く評価されており大学教育の本場とも言えるアメリカの大学にて、中長期あるいは生涯に渡って存分に活用できる、思考力やコミュニケーション能力を鍛え上げることができます。
若いうちから先取りして、活躍できる社会人に共通する本質的なスキルを身につけているからこそ、奨学金留学プログラムを通して海外留学に飛び立っていった人たちは、卒業後に目覚しい活躍をしていると考えられます。
新卒採用では通常、初任給(月給)の相場は20万円程度ですが、当プログラムで留学した卒業生では、シニアマネジャー採用や初任給35~45万円スタートも珍しくありません。
もちろん、就職や高い収入が人生のゴールではないでしょうが、就職活動が上手くいけば、いち早く理想の人生に近づけることは間違いないでしょう。
就職先の業界
世界的IT企業 | 経営コンサルティング企業 |
証券会社 | 総合メーカー |
新聞社 | 芸能プロダクション |
食品会社 | 高級ホテル |
監査法人 | 総合商社 |
大手広告会社 | テレビ局 |
製薬会社 | 化粧品会社 |
大手アパレル | その他多数 |
就職先での職種
マーケッター | エンジニア |
フライトアテンダント | 新聞記者 |
投資家 | 広告マン |
広報担当者 | 映像ディレクター |
コンサルタント | セールス |
人事担当 | 公認会計士 |
企業経営者 | 心理カウンセラー |
その他多数 |
日本の就活事情
日本の大企業や一流企業が求める人材像自体は、長年大きくは変わっていません。
日本経済団体連合会(経団連)が実施した2017年度新卒採用に関するアンケート調査結果によると、選考にあたって特に重視した点のトップ5は、コミュニケーション能力(82%)、主体性(60.7%)、チャレンジ精神(51.7%)、協調性(47.0%)、誠実性(44.2%)となっています。
2015年度調査までは選択肢にあった出身校(3.0%)は、2016年度以降選択肢から外されました。大学名は実際のところ、中途採用はもちろん、新卒採用においても重要ではなく、つまりは「仕事ができるのか」「一緒に働きたいか」などを見て採用活動を行っているのが、現在の大企業のようです。
コミュニケーション能力、主体性、チャレンジ精神、協調性。つまり、これらの本質的なスキルを、学生の間にいかに伸ばすことができるかが、就職活動において重要です。
そして、これらスキルはいずれも、アメリカを筆頭とする海外の大学で存分に伸ばすことができるスキルです。現在、海外大学卒業者の採用活動が活発なのは、求められるスキルの変化というよりは、海外大学卒業生のスキルやポテンシャルが広く認知されるようになったことが大きいと言えます。
日本国内での産業活動が停滞し、ますます多くの企業が生き残りをかけて海外進出を進めており、海外での売上が国内での売上を上回るグローバル企業も毎年増えています。
グローバルに結果を出せる人材として、海外大学卒業者は現在大企業の採用活動を中心に大きな注目を浴びており、就職戦線において引く手あまたと言える状態にあります。グローバル採用枠を特別に設けている大企業も多数あります。
アメリカの大学に留学し、苦労と成長を重ねることで、理想の就職やその後の理想の人生にぐっと近づくことができます。