単位認定団体という制度
日本では、文部科学省が承認した高等教育機関が大学と認められますが、アメリカには日本の文部科学省に相当する政府機関はありません。学歴として世界でも通用するアメリカの大学は、単位認定団体が認めた大学です。
アメリカには、6つの単位認定団体が存在します。米国を6つのエリアにわけ、管轄州の教育機関が授与する単位を認定する役割を持っています。
この単位認定団体から認定を受けた授業やコースで授与される単位は、別の大学に転校した場合でも有効となりますので、アメリカの大学間であれば転校や学部の変更などが容易にできることになります。
日本では大学の3年目に他の大学へ転学する、ということはめったにありませんが、アメリカでは珍しくありません。
また、日本では学年で考えますが、アメリカでは単位で考えます。
4年制大学では4年間で120単位を取得しなければいけませんので、1年間に30単位の取得が基準になります。
もし、並外れた努力で毎年40単位を取得すれば3年間でも卒業することができるわけです。
基準はあくまで単位を『どのような成績で取得したか』が問題ですので、大学の名前は二の次と考えられます。